神戸市兵庫区社会福祉協議会 兵庫区ボランティアセンター主催の講演会に行ってきました
去年の夏に知り合いになった篠山市で、防災やボランティアをされている
中村伸一郎さんが講師をされる 災害ボランティア講演会を聞きに行きました
神戸市の新開地から少し北に歩くと湊川があります
兵庫区役所の地下に、レトロなインテリア?の兵庫公会堂 大集会室でありました
第一部 災害時の最新事情!減災の取り組み 中村伸一郎氏
ボランティアとは
日頃やっているボランティアと災害ボランティアって
なにが違うんだろう?
と問いかけから始まりました
参加者は、高齢者女性というより、
はつらつ、しっかりお姉さま達が多かったです
さすが、皆さん、日頃から、ボランティアをされていました
阪神淡路大震災以降から、ご自分でできる事をされている方
高齢者施設に、お手伝いされている方
運動を教えに行かれている方
すごいです!
そして、災害ボランティアとは・・・
被災された方々が前を向く・前に進むためのお手伝いをするだけ
助けてあげたい なんとかしたい という
ボランティア自身の自己満足の場所ではない
そうなんですね
あくまで自己満足や承認欲求を求めるのではなく
さりげなく寄り添う事だと思いました
中村さんのお言葉で
ボランティアとは自分のやりたいことではなく
できることはする(できない事はしない そして断る)
深いですね
助けてあげるとかお手伝いしてあげる
そんな気持ちで行くのは、失礼だし、
出来ないことを無理してやって、ケガするのは本末転倒なんですね
屋根の応急処置とボランティア
中村さんは、岸和田の方まで出向いて壊れた屋根にシートをはるボランティアをされています。
一緒に活動されている方とも、お話させて頂きました。
この阪神間は、大阪北部地震で、屋根の瓦がずれたり落ちたりして
雨漏りで困っているおうちが沢山でました
台風21号でも、南大阪の方で強風により多大な被害でました
まだまだ、西宮市から東の地域では
屋根の瓦に青いビニールシートがあるおうちが
あります
そしてビニールシートも上手くしないと
風などで、すぐ外れてしまうそうです
高槻市などでは、地震で瓦が落ちて
雨漏りし始めて、豪雨や台風でどんどん雨が入り込んで
家が住めない状況になったお宅もあるそうです
屋根に登るのは危険だし能力もいりそうですが
例えば、地上で必要な大きさにビニールシートを切っていく作業も
立派なボランティアだそうです
あ!これだったら、高所恐怖症の私でも出来るんだ!!!って思いました。
出来ることをする!!なんですね
日頃から、被災地にボランティアに行かれている方のお話の中で
ボランティアに行く前に、想定される装備や準備をされて行かれるそうですが
現地で、バッチリその装備が活かせる作業がある時と
全く関係のない作業になる時があるそうです
読みがヒットした時は、心の中でガッツポーズされるそう・・・
そうでなくても、しっかりやるべきことをされています
現地のニーズは刻々と変わっていますものね
でも素晴らしいなと思いながら、納得できました
社会福祉協議会ってご存知ですか?
私は、業者に頼むものと思っていましたが
中村さんや兵庫区の社協さんに伺ってビックリしました
社会福祉協議会さんに、屋根のSOSを伝えると
なんと、ビニールシートはりのボランティアを手配してくだるそうです
今回の岸和田の場合
以前テレビで、ビニールシートをはる専門業者というものは
実際にはいない
瓦職人さんや、屋根工事の職人さんに直してもらうまでの
応急処置としてされているのが現状と聞きました
現在、一軒づつ屋根にビニールシートを取り付けておられるそうですが
地域によって、困っておられる方から手を挙げて
なんとかしてと助けを求める方と
まだまだ、知らない、恥ずかしい
等々色々な事情で上手くいっていないそうです
まさか?社会福祉協議会(社協)さんに頼むなんて思いつかないことです
そして、社会福祉協議会って何?って方が多い
認知されていないことが、課題だそうです
実は、翌日も別の所で、そのお話になりました
私は先日、芦屋市の社会福祉協議会の取り組みに
防災のお話させて頂きました
高齢者の取り組みをされる所だと思っていましたが
今回、長田区の社会福祉協議会さんの活動を色々教えて頂いて
幅広く、その地域に住んでいる方(老若男女、健常者や障がい者 問わず)の
心配ごとやお困りごとを考えてくれるところだと思いました
そして、もう一つ災害時の妊婦さんにも関係ある所だそうです
保健所ではなくです
そちらのお話は次に続きます