ちょこっと防災 三原のコラム

妊娠中に災害があったらどうすればいいのだろう

投稿日:

神戸大学RCUSSオープンゼミナールでの感想

私は、防災士、防災備蓄収納マスタープランナーになったことが
ゴールではなく、スタートだと思っております

自分の都合が合えば、なるべく色々な方から
防災や災害について学んでいます

そして学んだことを、私のセミナーや講座で
アウトプットとしてお伝えしています

災害にあうタイミングは、自分自身ではわかりません
どうしようもありません・・・

今回のゼミナール

一つめ
南三陸町の鈴木清美氏の津波に巻き込まれる体験談
まさかここまで津波はこないだろうって思っていて
高台で見ていたのに、気付いたら
あっという間に黒い津波に襲われて
流されたお話
正常性バイアスの危険のお話は切実なものでした

 

 

 

 

 

 

 

2つめ
大阪府立大学 田間泰子氏
復興と防災をつなぐ母子支援
宮城県石巻市の経験を活かす大阪市での試み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妊娠した女性にはコミュニティもなく
孤立した立場であること

確かに、私の妊娠中も住んでいるマンションに
マタニティーの方がいるなんて知りませんでした

出産後、里帰りから戻ってきて
新生時児の我が子と夕涼みでマンション1階に出た時に
同じような赤ちゃんを連れていた方と出会いました

なんと赤ちゃんがいる方が他にも3名もいることが判明して
そこから、付き合いが始まりました

一緒に遊んだり、少し早めに出産された方は先輩ですので
色々教えてもらったりしました
いわゆるコミュニティができたのです

しかし
私の妊娠期間中に大きな災害、地震があったら
夫のいない昼間にあったら、孤立と恐怖でしかありません

田間先生のお話の中でもありましたが
妊娠は病気じゃないから・・・

そういう考えの方が多いこと(男でも女でも)

いえいえ
産まれるまで大変なんです

 

 

 

 

 

 

私は一人目は、なにもトラブルもなく出産までいきましたが

2回めの妊娠は稽留流産というお腹の中で
心臓は動くことはありませんでした

3回めの妊娠では
切迫流産になり、絶対安静入院
安定期に入いりましたが、切迫早産で
又絶対安静入院生活でした

 

 

 

 

 

 

病気ではないけれど
元気でもない

地震や災害によって過度なストレスにより
体調を崩すかもしれない

大きなお腹では急いで逃げることもできない
お腹の中で育つ赤ちゃんがいるのに
ちゃんとした栄養補給ができないかもしれない

トイレ事情もある
避難所だと固い床の上や冷えた床の上にいなくてはいけない

そんな状況にいる妊婦さんを
病気じゃないからと、ないがしろにしてもいいのか?

大切な未来の日本人をお腹の中で育てている妊婦さんを
労わってあげるべきではないか?

東北でおこった事例を聞きながら
泣きそうになりました

私は平常時でしたが大変な思いをした妊娠10ヶ月でした

しかし、震災中に上の子もいながら、お腹の赤ちゃんをかばいながら
辛い思いをした方が沢山おられた事が問題です

だったら平常時に
もっと妊娠中の方に、勉強をしてもらい
万が一に備える啓蒙が必要だと思います

自分の命、お腹の赤ちゃんの命を、自分で守るすべを知る

初めての妊娠中の方は、横のつながりや、コミュニティに属していないことが多いです

 

 

 

 

 

 

どのように広報して、学んでいただく機会を
どうやって開催して、集まって貰えるか?

それがこれからの取り組みの課題だそうです

例えば、

  • 産院で勉強をする
  • 保健所でする
  • 各市の社会福祉協議会主催でする
  • 男女共同参画センターで開催する

日頃から、妊婦自身でもアンテナをはってもらわなければなりませんね

私も防災備蓄収納マスタープランナーとして
出産を経験した先輩として
お伝えしていこうと思っています

-ちょこっと防災, 三原のコラム

Copyright© 魅せる防災備蓄収納® , 2024 AllRights Reserved.