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いざ!開設!避難所開設と運営の準備舞台裏

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避難所開設をやってみて

わが街には、小学校や中学校はありません。
そしてこの地域の避難所は、海に近い方へ南の方角の小学校となっていました。
もちろん津波のハザードがあります。
その途中には、私鉄線路を渡り、その後に阪神淡路大震災の時に大きなダメージを受けた阪神高速道路の下の陸橋を渡るか?片側4車線の国道を渡る必要があります。

つまり危険ですよね?

  

どうするか?そこから始まった安全安心な町内会のための避難所作り

すでにコロナ前に始まっていました。
2018年の年末から少しずつ開始をして2019年末にあと少しとなって迎えた2020年の1月のコロナウイルスによる緊急事態宣言などにより、なんだか途中で終わってしまいました。
理由は、集まれない、協力して活動していた行政の方も、コロナ対策で忙しくなったから。

長引いたコロナ禍で歩みは止めなかった

ウイズコロナとして、コロナ禍における災害時の避難所開設を目標に、修正していきまた避難所開設訓練もしました。

感染防止 動線確保 その時の写真を再度ご紹介します。
有症者の受付担当として、防護服マスク、フェイスガードをつけて半分外のような所でしました。

変わる避難所 増える安心—施設追加で見直しへ

避難所再編成!コロナ後の新たな防災拠点)

今まで幼稚園という場所のみから、その南にある別の施設も避難所として認められたので、なんと!!
両方を使っての避難所となります。

  

令和7年度:2か所を使用する避難所開設訓練をしました。

メリットとデメリット

メリット

・いわゆる避難スペースが増える
・収容人数が増える

デメリット

・部屋割り再構成
・総合受付をどこにするのか?
・少し離れた2か所になる為に運営側の連携をどうするか?

避難してきた人達が、まずどっちに行けばいいのか?迷うはず。

入れっぱなしは危険!行政から用意して貰った避難開設グッズが取り出せない!

   

収納の仕方問題なんですが、後から入れた物の置き方がとりあえず置き方になると、最初から入っているものが取り出しにくくなることがあります。

今回も久しぶりにこちらの倉庫に行き、行政から頂いた避難所開設グッズを取りに行くと、まずは左右に開く引き戸の扉が開かないというトラブルから発生

10㎝開いても中は真っ暗で様子がわからない
これが実際の災害時なら、時刻も薄暗くなる夕方なら、焦りますよね。
必要なのに、取り出せないという不安。

→場所を変更する
→置き方を変更する

再度検討です。

ジュラルミンのケースに入っいるものを改めて全て出して行政の方からも、説明を受けました。
1回聞いただけでは、忘れていることも多く、年に何度も自主防災会のメンバーがしっかりと各自で理解出来るように確認作業が必要だと思います。

    

  

  

   

まずは何が入っているのか?
この用紙をどのタイミングで、だれが出して受付を作り、避難してきた人達に書いてもらったりするのか?
難しいです。
ましては2か所になっているので、戸惑います。
今回はまず今まで通りの幼稚園をメインにして、総合受付を幼稚園の園庭にするようにしました。
そういった経緯を知らない人にどうやって対応するのか?まだまだ改良の余地が必要ですね。

町内会に居住している全員に知ってもらうためには❓

現在は行政と自主防災会のよく参加しているメンバーのみが知っているだけです。
実際の災害時に、このよく知っているメンバーがすぐに駆けつけられる保証はないです。

避難される方も、もし避難する場合の段取りを知っていることって大切だなと思います。
その情報共有をどのようにすればいいのか?
行政がわが町内に居住している人に伝えるのか?
自主防災会や自治会から伝えるのか?
問題は残っています。

自分たちで作った避難開設必要グッズがカビていた!

自主防災会で作成した、避難所開設に必要であろうと考えて作ったグッズが、久しぶりに開けるとカビていました。
外の物置の中でこれもケースにいれていましたが、やはり雨などの湿気の影響を受けていました。
除菌グッズで拭き取りましたが、年に何回は取り出して、確認が必要なことが判明しまいました。



年に1回ある防災訓練イベントや、公園にある自主防災会所有の防災倉庫の棚卸しの時に、これらも出して、チェックが必要ですね。
避難所になる幼稚園の北側の外の物置から、自主防災会の所有の防災倉庫に移動予定しています。

2拠点の避難所開設の難しさ

行政の方も、珍しいことと前例がないので手探り状態になりそうです。
行政あるあるですが、人事異動で様子を知らない人が担当になることで、話しが振り出しに戻る可能性もあります。

これも辛いですね。

今回はごく一部ですが、避難所開設に向き合っている様子をお見せしました。
どなたかのお役立ちになれば良いと思います。

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