ちょこっと防災 作業実例 三原のコラム

片付け現場で見る震災の記憶

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防災士で防災備蓄収納マスタープランナーですが、
整理収納アドバイザーでもあるので、お客様宅の片付けもしています

ある年齢世代のお客様宅でのこと

片付けをしていると、アルバムが出てきます

寝室だったり、写真がたくさん置いている場所だったり
ケースバイケースですが

そのアルバムは

ご自分の若い時の写真でもなく
家族の写真でもありません

今から24年前の阪神淡路大震災の時に
その時住んでおられた家や近所の写真です

写真は参考写真です

勿論家の写真は地震の揺れで、大きく壊れている状況です

自宅の中だけでなく、庭などの外回りを沢山写しておられてました

私も私の親も弟家族も震災にあっているので
お客様と話しが合います

手は片付け作業しながらも、その写真達を一緒に見ながら
お客様のお話を聞いています

皆様それぞれ、大変な体験をされています


お子様たちやお孫さんたちは忙しくて
お客様(おばあちゃま)の体験談を聞いてあげられないのではないでしょうか?

私にとっては、お話もお写真も、とても貴重なものです

2階だての自宅が潰れてしまって
当時のお姑さんが助けられた後の写真がありました

参考写真です


ガレキの中にお布団がありました
勿論手前の壁は救助の為になくなってました
寝ていた時間なので布団の中で閉じ込められていた状況だったそうです

本当に今では想像ができない状態や状況に向き合ってこられた年代の方の
片付け現場

建て替えらた今の家からはわからない阪神淡路大震災直後の生活が
写真の中に残っていました

どれだけ大変だったか・・・
震災を知っている世代も知らない世代も
忘れてはいけない事だと改めて思いました


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