障がいがある方も災害に強くなって欲しい
【福祉と防災】
私が出来ること
私が出来たこと
障がい者も健常者も災害の時は、皆被災者になってしまいます。
平常時には、親や家族や何人ものヘルパーさんに、助けてもらって暮らしている。
でも、ヘルパーさんや家族が被災して来れない状況になったらどうする?
助けに行きたくても、自分が怪我をした。
交通が遮断されてしまった。
もしも、そうなっても1日や2日は大丈夫、頑張れる!!
地震でも豪雨でも強風でも、自宅が大丈夫なら、避難所に行くという選択ではなく、在宅避難が出来るようになって欲しい
その為にいは、防災備品の知識を知ってほしい
春の始めに、身体障害者福祉協会副会長に熱い想いを伝えました
コロナ禍は、治まるどころか、4月には緊急事態宣が出て動きは止まってしまいました。
夏になり、再開!できました。
ご不自由な方の為の防災勉強会をしたい!
問題点
災害が起こった時の各自の日頃からの意識
・どうしたらいいのか不安
・全然考えていない
・誰かがなんとかしてくれる
・日常生活が暮らしにくい家
目標
参加者一人一人の寄り添ったカスタム防災備蓄と収納
オンリーワン防災備蓄収納
手順
・現状確認:間取り・家具の置き方・モノの数
・経路確認:避難所及び近くで避難出来る場所
私が予めハザードマップで、考えられる災害と避難所を確認をしました。
セミナーや本を読んでも、始められない出来ないのは、自分の立場と違う理由のせいかもしれない
だから一辺倒の防災備蓄ではなく、オンリーワンの防災備蓄が必要であることが確認できました。
十人十色の防災があります。
各自の年齢、家族構成、住んでいる場所、家の状況、障害の種類
全く違います。
だから、一般的なことを聞いても、なかなか自分に落とし込むことが難しくて上手くいかないことが多いです。
やはり、それぞれ全く違いました。
5つのステップ
ステップ1
真夏の暑い日
身体障害者福祉協会の視覚部の方々にご協力して頂いて、それぞれのお宅訪問をして、お話しを伺いました。
ステップ2
聞き取り調査で、それぞれの防災カルテを作成
・現状の防災備蓄
・現状家具の置き方
・頑丈なマンションの上の階なら、津波や川の氾濫でも自宅にいる方が良い
・停電なら、エレベーターも止まってしまいます。
視覚障がいがあるなら、なおさら、危険な階段でわざわざ地上に降りて、水の被害にあう必要もないです。
ステップ3
その解決策として、防災処方箋を作成しました。
ステップ4
防災処方箋を点字に転換
ステップ5
全員参加での勉強会
防災と備蓄についてのお話し
![](https://suteki-senior.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_4710-769x1024.jpg)
災害って何がある?
備蓄って?
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防災処方箋をお渡し
![](https://suteki-senior.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_4739-768x1024.jpg)
実際に触って、自分でやってみる
これって、誰でもに当てはまる事です。
買ったら終わりではないです。
イザという時に、出して、使えないと意味がないです。
![](https://suteki-senior.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_4715-768x1024.jpg)
家具転倒防止ってこんな感じと、実際に触って確認
目が見えなければ、適正までお湯を入れることは出来るのか?
コロナ禍ですので、実際に非常食のアルファ化米を作ることは出来ませんでした。
アルファ化米に入れるお湯や水の量ですが、目が見えなければ無理?
![](https://suteki-senior.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_4725-1024x768.jpg)
こうやって触ってもらって、半分の位置ってわかりますか?
って質問しましたら、ちゃんと👉がさす位置は半分の位置でした!!
例えば、非常食を買ったら、注意することや水やお湯を入れる位置を点字で書いておくのもいいねという案がでました。
じゃあ、お湯を入れるには、水を温める必要があるね。
温かいモノが欲しいけれど火や炎が怖い
視覚障害がある方なのに、すっかり忘れて、うっかりとカセットコンロとボンベを提案してしまった私。
コンロは使えないから、他のモノをという希望で、私が実際に購入して皆さんに
チャレンジしてもらいました。
水だけで発熱するお湯を沸せるボックスです
湯沸かしBOX
![](https://suteki-senior.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_4723-768x1024.jpg)
何があるの?まず触る 温めたい水を入れるのも大変 初めてだとわからないよね
ヘルパーさんも参加して、皆でワイワイガヤガヤと防災備蓄を身近に感じて頂きました。
実際にやってみるってとても大事
これがあれば、カップ麺が食べれるよね!!
とテンションが上がります。
お水を入れる容器の口がもう少し大きい方が入れやすいよね。
それが、ペットボトルの口が、ピッタリはまってもいいよね。
など前向きな考えが出てきます。
目が見えないから、出来ないじゃやなくて、やってみる。
災害なんてこなくて、練習はやったけれど、本場は来なかったというのが一番よいけれど、そうなるとはわからない・・・・
だったら、皆で楽しく練習して出来るようになったらいいね。
そんな雰囲気になりました。
喋るコンロ
お一人の方に実際にご自宅で使っていますコンロを持って来て下さいました。
目が見えなくても、自炊されています。
IHですから、炎は出ません。
全て音声で教えてくれます。
電機店で買えるもので、福祉の方で、補助金が出るそうです。
自助
自分の身は自分で守る
知っていることを増やす
出来ることから始める
出来ることを増やす
参加者さんの感想
今度は自分たちがリーダーになって、めの見えない仲間に教えてもらったことを伝えたい
防災の為の非常食を作って食べることもしたい
と言われているそうです。