魅せる防災備蓄収納®の中であまり見せない場所の防災備蓄収納をご紹介します。
はじめに
家具転倒防止として、家具と天井までも縦突っ張りはあります。
整理収納アドバイザーという片付けプロとしては、収納グッズとして突っ張り棒テクニックをお伝えしています。
この場合は横の突っ張りですね。
例えば、棚板の少ない収納場所の場合、一番手軽にプチプラで出来るモノとして
収納場所の幅に合う突っ張り棒を、最低2本用意してもらって平行に並べる、又は少しずらして手前と奥に突っ張ると、それで立派に棚板がわりとなります。
そんなテクニックをお伝えしています。
相談内容
今回、押し入れサイズのクローゼットの上の段、つまり天袋の位置の相談を受けました。
‘‘押し入れやクローゼットは閉めっぱなしにしていると、どうしても中のモノが湿気るという心配で、日頃開けています‘‘とのこと
‘‘その時に地震があったら天袋に入れているモノが落ちてくるので、耐震として何かアドバイスありませんか?‘‘
まずは「何が入っているのか?」を伺います。
ま、お片付け相談ではないので、確認だけです。
湿気取りと地震対策とどちらを優先させるかがポイントです。
クローゼット用の折れ戸の安全性は震度7の場合どうなるのか?
その時になってみないとわからない事も多いのではないでしょうか?
阪神淡路大震災時に神戸市灘区の激震地のマンションに住んでいた我が家では、折れ戸のドアも開くこともなく、中のモノがぐちゃぐちゃになることもなかったです。
クローゼット内を乾燥させることも大事だし、地震で落下させないことも大事です。
・そのクローゼットの前に人がいる時は閉めておく
・子供達が遊んでいる時は閉めておく
・天気の良い日と人がいない時には、開けておく
客観的に考えるとわかるのですが、 なんてことないですが・・・
ご本人になると、湿気が嫌だから、人がいる時も開けていて
地震で物が落下してケガが心配ということでした。
落下防止として突っ張り棒をご提案しました。
なるべく天袋の物が落ちてこない努力→横突っ張り棒で落下防止
我が家でカーテンレール用に100均の中の500円商品の突っ張り棒を購入しましたが太すぎて使わないモノがあったのでアドバイスを再現します。
ご相談うけた方と同じように、床から天井までの折れ戸のクローゼットです。
ごちゃごちゃ一杯入っていてお恥ずかしいですが
黒い→の所に突っ張り棒を突っ張らせてみました。
・突っ張り棒自体は、物を吊るす負荷をかけていない
・クローゼットの両側の壁(いわゆる躯体)と一体化
・物の飛び出しと落下を食い止められる?
躯体とは、建物の構造体のこと。
建物の強度にかかわる基礎、柱、梁、壁面、床などを指す。対して、建物の主要構造部という場合は、基礎を除いた構造躯体に屋根や階段などが加えられる。
https://suumo.jp/yougo/k/kutai/
地震の時に壁と同じように動く可能性で踏ん張ってくれそうです。
類似の考え方の商品化されている物があります。
棚落下防止ガートなどで検索してみてください。
天袋に入っている物は、基本使用頻度が少ない物です。
なので、突っ張り棒があっても日常生活に支障をきたす事は少ないですね。
まとめ
各家庭ごとに間取り、家族数、暮らし方があります。
各家庭ごとの防災備蓄収納があります。
特に今はコロナウィルス感染症防止の為に、学校が休みになって1日中子供達がリビングなどにいる時間が多くなります。
こんな時に地震が起こったら、どんな危険があるのか?
イメージすることが大事ですね。