私は昔からインテリアが大好きで、マンション暮らしの中でさまざまなスタイルの空間づくりを楽しんできました。しかし、阪神・淡路大震災をマンションで被災したことで、家の中のものが「落ちる、割れる!」という恐ろしさを身をもって経験しています。
災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、日々の暮らしやインテリアを楽しみながらも、「もしも」の時に命や暮らしを守る視点を持つことが大切です。
今回は、私が自宅で実践した「照明器具の地震対策(落下防止)」と、「停電時の明かりの確保」について、動画を交えながら詳しくご紹介します。
1. 地震の揺れで「落ちる・割れる」を防ぐ!照明器具の安全対策
地震発生時、頭上から重い照明器具が落ちてくることは、非常に大きな危険を伴います。まずは、我が家の照明器具を安全なものへ付け替えた事例を2つご紹介します。
洗面所の重いガラス製照明を、安全な小型LEDに
我が家の洗面所には、カバーがガラス製の重い照明器具を取り付けていました。しかし最近、その重さのせいか固定しているネジが緩んできていることに気づきました。何度ネジを締め直しても、時間が経つとやはり緩んできます。原因を調べてみると、天井の「間柱(まばしら:下地となる骨組み)」に向かってしっかりと固定されていなかったためでした。
他にしっかり固定できそうな場所も天井には見当たらず、このままでは万が一落下した時に大変危険です。もし床のテラコッタタイルに落ちればガラスが粉々に飛び散り、そこに人がいれば大惨事になります。また、買い替えたばかりのドラム式洗濯機の上に落ちても、経済的に大ダメージを受けてしまいます……。
そこで、思い切って照明を変更することにしました。現状の天井にある引掛装置が古い形状で新しいシーリングライトに合わなかったため、プロに電気工事を依頼。新しい「丸型フル引掛シーリング」に変更してもらったことで、ワンタッチで人感センサー付きのLED小型シーリングライトへ付け替えることができました。これでひとまず、頭上の安全・安心が確保できました。


お気に入りのシャンデリアも、安全第一のシーリングライトへ
もう一つ見直したのが、お部屋の照明です。自慢の真っ白なシャビーシック・インテリアにぴったりだと思って購入した、天井からぶら下がるシャンデリア風の照明。とてもお気に入りでしたが、やはり地震の激しい揺れで落ちてくる不安が拭えず、こちらも変更を決意しました。
こちらは以前のリフォーム時に、天井の引掛装置を新しい形に変えてもらっていたため、工事不要で新しい照明を「パチっ」と取り付けるだけで完了しました。
新しく選んだのは、直径25センチほどのすっきりとした小型フォルムの照明です。調光・調色機能がついている優れもので、夜間にパソコン作業などの仕事をする時には、集中しやすい「昼光色(白っぽい蛍光灯のような色)」に切り替えて快適に使っています。


2. 停電時の「真っ暗闇」を防ぐ!消えない電球への交換
地震による落下対策ができたら、次は「停電対策」です。突然の停電で何も見えない空間は、恐怖でしかありません。
阪神・淡路大震災の激しい揺れの途中、突然停電になり、夜明けまで真っ暗な自宅で余震の恐怖と闘いました。揺れが収まった直後、すぐに手元にあった懐中電灯をつけることができたことで、どれだけ心が救われたか分かりません。「すぐに明かりが確保できる」ことは、災害時の命と心を守る第一歩です。
その経験から、日常使いから停電時まで大活躍する画期的なアイテム『停電しても消えない電球 tsuita(ツイタ)』を自宅に取り入れてみました。
バッテリー内蔵の賢い電球「tsuita(ツイタ)」
見た目は普通の電球ですが、なんとバッテリーが内蔵されています。
- 日常使いに十分な明るさ: 普段の生活では50W相当の明るさ。
- 停電時は自動点灯: 電気が止まると約1/3の明るさに切り替わり、【最大6時間】点灯し続けます。
- 普段通りに使うだけで自動充電: 照明として使うだけで自動的に充電されます。
- 外せば「手持ちランタン」に: クルッと外せば、そのまま持ち運べる明かりに早変わり。
プロの視点!「どこにつける?」が重要
『tsuita』はランタンとして持ち出せるのが素晴らしい点ですが、設置場所には注意が必要です。
天井の高い位置にある主照明につけてしまうと、停電して真っ暗な中、脚立や椅子に乗って電球を外すことになり、転倒の危険が伴います。私を含めシニア世代にはおすすめできません。(※ご自宅の照明の口径が合うかのチェックも必須です。こちらの商品はE26口径です)
そこで私が選んだのは、「トイレの壁付け照明」です。これなら足場なしで安全に手が届きますし、もしもの時もサッと取り外して持ち出せます。
【動画解説】実際に検証してみました!
- 点灯チェック: 取説を確認し、付属のスイッチをつけてみると、電気が通っていないのに明るくつきました!
- 停電シミュレーション: トイレの電球を交換後、ブレーカーを完全に落として検証。しっかりと自動点灯しました。詳しくはInstagramでご覧ください。
- 持ち運び検証: そのまま外してランタン代わりに。家の中を安全に移動できます。
夜間の停電でも、とりあえず6時間明かりが確保できれば、落ち着いて次の行動に移せます。電気が復旧した後は、そのままセットして普段使いするだけで充電されるのも最高のポイントです。
まとめ:防災グッズは「買って満足」で終わらせない
今回見直した「落下しない照明器具」と「停電しても消えない電球」は、どちらも日々の安心に直結する大きな備えです。
防災グッズは「買って満足」するのではなく、ご自宅の環境に合っているか、事前のチェックとシミュレーションを行うことが何より大切です。安全で安心な暮らしのために、ぜひ皆さまもご自宅の「照明」を一度チェックしてみてくださいね。
